水に濡れたときは、布や紙で水分を吸い取り、形を整えてから陰干しして下さい。
天日や火で直接に乾燥させるのは避けて下さい。よく乾燥した後は、乳化性のクリームを与えておきましょう。
なお、乾いてからは丁寧に磨いて下さい。

カビは、生やしてしまって手遅れになると、拭き取っても根が皮革の組織に入っていて、元通りになりませんので、十分に注意して下さい。カビの発生は、汚れ、湿度、温度の3つの要素がそろうと繁殖します。
しまうときは、汚れを落とし、よく手入れをしたあと、乾燥（陰干し）させ涼しい場所に保管するようにして下さい。

ひっかきキズ程度の浅いものなら、乳化性のクリームを刷り込めば復活する。これをマジックペンなどでごまかすと、
そこだけ不自然にテカって余計目立ってしまう憂き目を見ることになります。